Sunday, 14 August 2016

外に出て20分で難民に襲われてました in ソフィア (ブルガリア)

 ということで昨夜はめでたく難民にちょっとだけ襲われてました。僕は昨夜ウィーンからここブルガリアの首都ソフィアに着いた。ホテルにチェックインしたのが深夜0時ちょうど。それから部屋で簡単に荷解きを済ませ夕食がまだだったのあって夜の街へといつもの到着後すぐの夜のパトロールへと繰り出した。空港からタクシーでホテルまでの道のりで見たソフィアの感想はモルドバのキシナウを発展させたような感じだなと思った(どういう意味かはここ参照)。

 ホテルの受付にソフィアのメインストリートを聞いたところホテルから歩いてすぐだったので徒歩で向かうことにした。それにしても街灯が少ない。ホテルからある程度大きな道に出るまでiPhoneの懐中電灯を使ったぐらいだ。これもキシナウを思いおこさせる。そのようにキシナウと似ている印象を持ったソフィア。しかしだ、キシナウではそこまで感じなかったがまだホテルから出て外で誰にも人に会っていないにもかかわらず僕はなんだか緊張していた。そうなんとなく危ない気がしていたんだ。結構僕は自分のこのアンテナに自信を持っている。8分程度歩いて教えてもらったメインストリートに出た。
 
するとやはり店はほとんど閉まっており閑散としていた。通りもメインと言ってもところどころ暗い。そして僕はそこからグーグルマップで調べた深夜二時まで開いているはずのレストランを目指すことにし更に歩いた。このメインストリートを5分北上して一本通りを入ったところにあるはずのレストランだ。たった5分だが北上すると更に暗くなった。キシナウと同じく夜の街はいくつかカジノが見えるぐらいだ(このように何にもない街にはなぜかカジノが結構な密度である)。僕が歩いている道はメインストリートで車道は片側2車線の計4車線で中央分離帯はない。北上しながらその西側の歩道を歩いている。するとその暗い歩道の前方20mぐらいから2人組が歩いてくるのが分かった。なんとなく嫌なので自然な感じで車の通っていない4車線ある車道を横断して対岸へと移動した。そして対岸で彼らが通りすぎるのをスマホで地図を見ているふりなんかし自然を装い待ち、再度彼らが通り過ぎていった後に同じサイドへと戻った。そして目的のレストランへ行くためにそのメインストリートを曲がり1つ裏の通りへと入った(ちょうど上の写真の最後の1枚。ビルの上に赤いネオンサインがあるでしょ。あの辺りを曲がって入っていった)。そのメインストリートから裏道へと曲がる時にさっき通り過ぎたはずの2人組らしき影が(真っ暗なので)が引き返して来ているのが見えた気がした。そしてそのメインから入った道をちょっと進んだところで歩きながら後ろを軽く振り返るとその2人組もこの通りに入ってきていたのだった。そして歩くスピードをゆっくりにした僕(メインから入ったばっかりだったので若干まだそこは明るかった。ただこれ以上進んでいくとどんどん暗くなる感じだった)に彼らは追いつきちょっとだけその道の対岸同士で並走して歩いた(顔が分かるほどは明るくないので人種もわからないぐらいだ)。僕は嫌な予感がしたのでまたスマホの地図を見るふりをして一旦止まった。彼らはゆっくりそのまま前へと進んでいった。そして僕は道を間違っていたかのような振る舞いをしながらなるべく自然に見える形でその道をメインストリートへと引き返した。そしてメインストリートへ戻るとすぐに後ろにいるだろう彼らの死角になるように曲がり、彼らから死角になっただろうところですぐにその4車線あるメインストリートの対岸へと小走りで走った。そしてその先程までいた対岸を見ていると、ビンゴだ。やはり僕の勘が当たっていたようでその2人組も引き返してメインストリートへと出てきた。そしてだ。数秒して対岸にいる僕を発見した彼らは僕に向かって「Help us~~!!」とちょっとおどけた明るい声で叫んできたんだ。そう、間違いなく彼らは助けなど必要なようには見えないわけで。そして僕は対岸の彼らに「Noー」と叫び返した。すると彼らは「Yesー」と叫び返して笑っていた。そうなのだ。完全に彼らは夜道で僕を襲おうとしていたのだ。彼らは対岸まで渡ってしまっている僕をそれ以上追いかけてくるまではしなかった。またもともと向かっていた方向へと消えていった。僕は少し感じたことがあった。なんだか彼らの喋った英語の声や発音が中東なまりのような気がした。。。

 その後僕はすぐに自分のホテルへ帰りカバンを置き、服装もみすぼらしく見えるような格好に着替えさらに細心の注意を払いながら夜の街へ戻った。だってお腹が空いていたんだもん。そして、今度は同じメインストリートをなるべく明るいほうへと南下した。そして何回か人とすれ違いそうになったが相変わらずどいつもこいつも暗いんだけどなんだか危険に感じたので前方から人が来るといつも対岸に渡って同じ歩道ですれ違わないようにした。暗いのではっきりしないが肌が黒目の人が多いように見えた。でもはっきり見えない。ブルガリアが今まで言ったヨーロッパで一番南のヨーロッパなのだが南ヨーロッパのこの辺りの人って浅黒いのかなとは思ってたけどそれにしてもだいぶ黒い気がするなあと思いながら歩いていた。
 そうしている内に適当なピザ屋を見つけて入った。ただなんだかそのピザ屋の客層といいやはりあまり安全な気がしなかった。ブルガリア人ってこんな感じなんだろうか。ただだいぶ明るい広場に面している通りだったということもありちょっと勇気を出してピザ屋に入り手短にテイクアウトの買い物を済ませ背後に細心の注意を払いつつホテルへと帰ったのだった。

 僕は思った。この街では俺絶対に生きていけないな、時間の問題で餌食だなと。すくなくとも夜は。ブルガリアのソフィア。恐ろしい街だ。住むことは無理と決めた初日。そんなブルガリアに着いての数時間の出来事だった。もちろん明日から夜出歩くのは止めようとも思った。

 この話は明日へと続く。是非今日読んだ人は明日の答えを読んで欲しいと思う。