Monday, 16 January 2017

日本の労働環境とその未来 海外の労働環境その実際01


 僕は最近この話を人に始める時に開口一番こう言ってみます。「僕はもう労働意欲がなくなりました」ってね。勿論本当はちょっと極端な言い回しで誤解を招くんだけど掴みがいいのでそう言うんだ。そして説明を始める。この説明は大きく2つに分けることが出来て一つ目は「海外の労働環境とその実際」。そして次はその「労働環境の行き着く先の未来の話」。この2つをもって僕は日本で長時間労働をするような労働意欲はなくなってしまったという話をする。ということでまずは「海外の労働環境その実際」の話からだ。
 僕は西洋東洋と海外にそれなりに住んでもいたし、たくさんの国を訪れ色んな国に友人を持っている(と言っていいだろう)。そうするとリアルな労働環境がいくらか見えてくる。今回はそのいくつかを紹介しょうと思う。

・イギリス
 僕の友達にイギリス人プログラマーが2人いる。日本でプログラマーって言うと忙しい仕事の典型みたいなふうに感じる。でも僕の知り合いのそのイギリスで働くイギリス人プログラマー2人(それぞれ違う会社)はだいたい毎日17時や18時の定時で仕事を終えています。ちょっと僕はそんな短い労働時間のプログラマーって日本にいて聞いたことがないんだよね。別に彼らの会社って余裕があり分業も完璧にできていてとかって言うような大企業とかではないんだよね。全然社員数十人の小企業なんだ。昼とかに僕が今日の夜飲み行くか?ってメッセージしてもすぐに返信来るし「ちょっと今日は忙しいかな」って返信が返ってきても結局全然17時に会社から出れて僕と飲みに行ったりするからね。

・ドイツ、
 大手企業で総務をしているドイツ人。僕が「今日飲み行くか?」って送ると「返信遅くなってごめん。今日は忙しくて残業になっちゃったからまた別の日にしよう。だって今ちょうど帰ってるところなんだ」って返信が19:30来る 笑。この人にとっては残業で定時から1,2時間遅くなった19:30が忙しくてだいぶ遅くなったのでまた遊ぶのは別日にしようっていう感覚なんだよね。勿論もっと忙しいドイツ人も知っていて大手雑貨チェーン店で店舗のマネージャーをしている人で、人手不足で休みが全然取れずに働いているような人も知っているけどね。
 またたまにドイツに住む日本人と話すことがあるけどドイツ人大した働かないとかって言う人が多い気がする。僕はドイツには住んだことがない。ただドイツ在住の日本人がドイツ人働かねぇ~って言っているのは何度か聞いたことがある。そして19:30で帰宅しているドイツ人が忙しいって言っている。そういうとこから推し量るとやっぱりドイツは日本よりは随分働く時間が短いんじゃないのかなって思う。

・東ヨーロッパ
 西ヨーロッパと比べて東ヨーロッパはハードワーカーが多い気がする。これはおそらく国が貧乏だし政治がそんなにうまくいっていないので給与と物価のバランスが悪く給与と比べて物価が非常に高くなっており、そのためダブルジョブなどしないとやっていけないという現状があるのだと思われる。ただ東ヨーロッパ人の僕の友達は一様に自国の人たちのことを怠け者だという。例えばロシアにいてロシア人の僕の友人が「ロシア人は働かないので好きじゃない」、ルーマニア人の友人が「ルーマニア人は働かないので好きじゃない」ってね。だからハードワーカーと飲んだくれて働かない人という二極化なのかも知れない。そのような状況があるので働き者側の東欧の人々がイギリスなどに移民しポーランド人は働き者だと重宝されていたりするのだと思う。そして逆に東欧の人は職を奪われている側のイギリス人には嫌われていたりもする。

・フィリピン
 うーん、なんというか。難しいところだ。。。例えば英語学校の先生なんかは確かに長時間労働している人がいる。でも、それは彼らがさらにお金がほしいので望んでしている長時間労働が殆どで、残業代が出ないサービス残業で働くような働き者なんてのは少ないだろう。ただフィリピン人はほんとに家族のためにはお金の仕送りをすごくするので弟の学費のためにと長く働いている人は多くいたりする。あと飲食店なんかで働く人は長時間労働が多いかも。朝9時から夜22時で中休み3時間なんて感じのね。ただそれらはまっとうな方の例な気がしてしょうがない。やはり多くのフィリピン人の働くクオリティは相当低く生産性も低いだろうし責任感は極端に低く特に男性は怠け者が多い。そして絶対に謝らなくて嘘をつく。ほんとにこういった人がめちゃ多い。そんなフィリピン人の同僚に嫌気がさして日本に帰国する日本人を僕は何人か知っている。平均的なフィリピン人がちゃんとした働き者であればそんなことにはならないだろうと思ってしまう。

・インドネシア
 僕の友達のインドネシア人は良い会社で良い給与をもらっていたけど仕事を終えて夜の18時には家でテレビをみていた。僕が住んでいたコス(アパートみたいな所。キッチンは共用)にはコンサル(インドネシアとかってなんかやたらコンサルの会社が多くある感じがする)、銀行員、コカコーラ、個人事業主、キャビンアテンダントと言った結構いい仕事の人が多く住んでおり、車を持っている人もちょこちょこみたいな平均より上の人達が住んでいた。で皆僕も含めて仲が良く休日はそのグループで遊びに行くこともあったぐらいだ。ほんとインドネシアではじめての宿がそこで僕は運が良かったんだと思う。初日からそのグループに入れてもらってインドネシア語で話をしていた(その話はまたいつかしよう)。で、みんなそんないい仕事を持っている人たちなんだけど平日はいつも夜19時ぐらいにはそのコスの共用キッチンアンドロビーみたいなスペースで皆で集まってわいわいおしゃべりしていたんだ。要するにそのぐらいの時間にはみんな家に帰っているって言うことなんだ。また別の日系の会社に勤めているインドネシア人の友達たちはちょっとそれよりは忙しそうだった。ただ日本のようなクレイジーな残業ではなかったけどね。
 そして以上フィリピンとインドネシアについて書いたけど、おそらくこれらの例はまだ働いている方の例であり、東南アジアには僕があまり接することのないような田舎とか地方都市でゆるーく働いてお金ないな〜って言っている人がむちゃくちゃいるんだと思う。


 以上そんな感じの具体例です。必ずこういう話をする時に茶々を入れる人がいるが当たり前だが全員がそうだと言っているわけではない。ただ日本と比べての傾向の話をしているのでその点は理解してもらいたい。以上に挙げたどの国にだって日本人並みのハードワーカーは勿論存在する。でも僕が「日本ではけっこうな人がオフィスを夜の9時に出れたらラッキーだと思う。夜の22時や23時に毎日オフィスを出る人ってのは全然珍しくない」って話すと例外なくドン引きである。ということはやはりアベレージは日本のほうが全然過酷に働いているってことなのだと思う。この話をして私の国だってそうよ、なんて言われたことないもんな。韓国あたりは日本と同じかもしれないけどね。

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 今さ、これ溜池山王のスタバで書いてたわけよ。するといつの間にか俺の横に中年の西洋人女性が座ってるのよ。これは前回のドイツ人女性に対する社会実験もあり俺ってばまた話しかけたのよ。するとやはりリアクションいい。無視はされません 笑。そして俺は勿論聞いたわけよ、彼女の国の労働環境をね。「実は今ちょうどブログで労働環境について書いてるんだけどちょっと教えてくれるかなあ」みたいにね。彼女はニュージーランド人だった。すると彼女はこう教えてくれた。「自分は管理職だったので結構働いていて朝の7:30から18:30まで働いていたわ。でも部下たちは9時から17時、所謂9時5時で皆帰っていたわ」ってさ。「ニュージーランドには勿論ハードワーカーもいるけど多くの人はそんな感じで9時5時が多いわね。夜の5時になるとみんなさくっと帰るわよ」って教えてくれた。
 ちなみに彼女は日本には旅行で一ヶ月いて、その後ロンドン、パリ、ベルリン、ドバイと巡ってニュージランドに帰るだそうだ。オーストラリアあたりからだとそういうルートになるんだね。日本が一番長い予定なんだよね。すごい。
 しかし、最後のこれが一番latestで且つ一番偏見のないリアルなexampleだよね。やっぱねえデーターとかだけではなくて実際も世界に日本ほど過酷な労働環境を強いられている先進国はないと思われる。